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EVIDENCE / 幸福の科学

幸福の科学の研究まとめ

幸福の科学について、研究でわかったことを6本、元の論文の出典つきでまとめています。わかったことだけでなく、研究の限界や「まだわからないこと」も書いています。

観察研究

お金は、ある年収で幸せの頭打ちになる?

多くの人では頭打ちになりません。幸福感は収入の対数に沿って上がり続け、頭打ちは最も不幸な層にだけ見られました。

研究

どんな研究?

「年収約7万5千ドルで頭打ち」と主張したKahnemanと、「頭打ちなし」と主張したKillingsworthが共同で、体験サンプリングのデータを再分析した敵対的共同研究です。

結果

分かったこと

頭打ちは最も不幸な人たちだけ。幸せな人たちでは収入とともに上がり続け、最も幸せな層ではむしろ加速しました。旧研究は天井効果で見落としていました。

出典: Killingsworth, Kahneman & Mellers, "Income and emotional well-being: A conflict resolved" (PNAS, 2023)

観察研究

人はどんな出来事にも、すぐ慣れて元の幸福度に戻る?

平均では元に戻りますが、全員ではありません。大きく反応した人は、何年も元の水準に戻らないことがありました。

研究

どんな研究?

ドイツの15年間の縦断調査で、2万4千人超を追跡。結婚、離婚、死別などの前後で、生活満足度がどう変化し、どれだけ元の水準に戻るかを調べました。

結果

分かったこと

平均では、出来事の後に基準値へ向けて戻る適応が見られました。ただし個人差が大きく、強く反応した人は数年後も基準値から遠いままでした。

出典: Lucas, Clark, Georgellis & Diener, "Reexamining adaptation and the set point model of happiness: reactions to changes in marital status" (Journal of Personality and Social Psychology, 2003)

メタ分析

人に親切にすると、自分も幸せになる?

親切な行いは、した本人の幸福感を小さく中程度に高めます。効果は大きくありませんが、安定して見られました。

研究

どんな研究?

親切な行動をした人の幸福感を調べた論文を系統的に検索し、24本の論文(27件の研究)、合計4,045人分のデータを統合したメタ分析です。

結果

数字で見ると

全体の効果量はδ=0.28で、小さくから中程度。親切を実行した人の幸福感が、しなかった人より高まる傾向でした。

出典: Curry et al., "Happy to help? A systematic review and meta-analysis of the effects of performing acts of kindness on the well-being of the actor" (Journal of Experimental Social Psychology, 2018)

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観察研究

お金で時間を買うと、幸せになれる?

家事の外注など時間を節約する支出をする人は、生活満足度が高い傾向があります。実験でも、時間を買うほうが幸福感が増しました。

研究

どんな研究?

米国、カナダ、デンマーク、オランダの計6,271人の調査に加え、働く成人が40ドルを時間節約の買い物と物質的な買い物に使う、現場でのクロスオーバー実験も行いました。

結果

分かったこと

時間を節約する支出をする人は生活満足度が高めでした。実験では、時間を買った日のほうが物を買った日より幸福感が高く、時間の圧迫感が軽くなりました。

出典: Whillans, Dunn, Smeets, Bekkers & Norton, "Buying time promotes happiness" (PNAS, 2017)

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メタ分析

幸せになる練習には、本当に効果がある?

ポジティブ心理学の練習は効きますが、効果は小さめです。出版バイアスの兆候もあり、過大な期待は禁物です。

研究

どんな研究?

感謝や強みの活用など、幸福感を高める介入を検証したランダム化比較試験39件、合計6,139人を統合したメタ分析です。主観的幸福感、心理的幸福感、抑うつを評価。

結果

数字で見ると

効果量は主観的幸福感0.34、心理的幸福感0.20、抑うつ0.23で、いずれも小さい値。3〜6か月後も効果は残りましたが、研究の質にはばらつきがありました。

出典: Bolier et al., "Positive psychology interventions: a meta-analysis of randomized controlled studies" (BMC Public Health, 2013)

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観察研究

年下の配偶者だと満足度は高い?

年下の配偶者を持つ人は、結婚当初は同年代夫婦と同じかそれ以上に満足度が高かったが、結婚後6〜10年でその差は消えていた。

研究

どんな研究?

オーストラリアの19,914人・7,600世帯超を対象にした13年分のパネルデータで、夫婦の年齢差と満足度を分析した。

結果

数字で見ると

年の差が大きい夫婦ほど、収入の急な悪化などが起きると満足度が下がりやすかった。オーストラリアの調査で、他国に当てはまるとは限らない。

出典: Lee & McKinnish, "The marital satisfaction of differently aged couples" (Journal of Population Economics, 2018)

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