笑うとストレスホルモンは減るのか?
60分のユーモア動画を見て笑うと、ストレスホルモンが減る傾向が見られた。ただし人数がごく少ない予備的な研究だ。
研究
どんな研究?
米ロマリンダ大学の研究チームが、健康な男性10人のうち5人に60分のユーモア動画を見せ、残り5人を対照として、繰り返し採血してホルモン濃度を測った。
結果
分かったこと
笑った群では、コルチゾール、ドーパミンの代謝物、エピネフリンが対照群より低かった。サンプルが10人と小さく、免疫力が上がるとまでは、この研究では示せていない。
EVIDENCE / 笑いと健康
笑いと健康について、研究でわかったことを4本、元の論文の出典つきでまとめています。わかったことだけでなく、研究の限界や「まだわからないこと」も書いています。
60分のユーモア動画を見て笑うと、ストレスホルモンが減る傾向が見られた。ただし人数がごく少ない予備的な研究だ。
研究
米ロマリンダ大学の研究チームが、健康な男性10人のうち5人に60分のユーモア動画を見せ、残り5人を対照として、繰り返し採血してホルモン濃度を測った。
結果
笑った群では、コルチゾール、ドーパミンの代謝物、エピネフリンが対照群より低かった。サンプルが10人と小さく、免疫力が上がるとまでは、この研究では示せていない。
笑ったあとは痛みを感じるまでの閾値が上がった。エンドルフィンの働きが原因と考えられているが、血中の測定はしていない。
研究
オックスフォード大学の研究チームが、映像を見る実験室での実験と、舞台を観る自然な場面での実験を含む計6つの実験で、笑う前後の痛みの閾値を比べた。
結果
6つの実験を通じて、笑ったあとの痛みの閾値は対照条件より有意に高かった。気分が良くなっただけでは説明できない効果だった。
30分の笑いヨガのあとは、ストレス課題でのコルチゾールの上昇が小さかった。ただし参加者35人の小さな実験で、主観的なストレスは変わらなかった。
研究
健康な35人を、笑いヨガ・呼吸リラックス・何もしない群に分け、30分のセッション後に、人前で話す類のストレス課題(TSST-G)を行って唾液のコルチゾールなどを測った。
結果
笑いヨガ群だけがコルチゾールの上昇が小さかった。呼吸リラックス群と何もしない群は変わらず、主観的ストレスも3群で差がなかった。
反対の結果ゆっくりした腹式呼吸の練習でストレスホルモンが減る?呼吸練習でコルチゾールが下がった研究と、変わらなかった研究
ほとんどの人が脅威的な場面を面白く捉え直せた。ただし、この研究はストレスが減るかどうかは測っていない。
研究
オーストリアの研究チームが、101人にストレスフルな場面を提示して笑える捉え直しを考えさせ、その数・面白さと使われた言語的な仕組みを分析した。
結果
ほぼ全員が笑える捉え直しを思いついた。抑うつ気分や高い脅威の認知があっても作れた。使われた仕組みはメトニミー(連想による意味の言い換え)が最多だった。
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