食事を見直すと、うつ症状が軽くなる?
地中海式に近い食事の改善は、うつ病の治療を助ける可能性があります。ただし小規模な初期の試験で、確定ではありません。
研究
どんな研究?
オーストラリアで中等度から重度のうつ病の成人67人を無作為に2群へ。12週間、栄養士の食事指導か、同じ回数の雑談(社会的支援)のどちらかを受けました。
結果
数字で見ると
12週後の寛解は食事群32.3%、雑談群8.0%。うつ症状の改善も食事群が大きく、効果量はd=1.16でした。人数が少なく、追試は続いています。
EVIDENCE / 食事と脳
食事と脳について、研究でわかったことを5本、元の論文の出典つきでまとめています。わかったことだけでなく、研究の限界や「まだわからないこと」も書いています。
地中海式に近い食事の改善は、うつ病の治療を助ける可能性があります。ただし小規模な初期の試験で、確定ではありません。
研究
オーストラリアで中等度から重度のうつ病の成人67人を無作為に2群へ。12週間、栄養士の食事指導か、同じ回数の雑談(社会的支援)のどちらかを受けました。
結果
12週後の寛解は食事群32.3%、雑談群8.0%。うつ症状の改善も食事群が大きく、効果量はd=1.16でした。人数が少なく、追試は続いています。
朝食は減量の助けにならないようです。むしろ1日の摂取エネルギーが増える傾向が、ランダム化試験の統合で示されました。
研究
高所得国の成人で、朝食を食べる群と抜く群を比べたランダム化比較試験13件を統合したメタ分析です。体重は7件、摂取エネルギーは10件が対象でした。
結果
体重は朝食を抜いた群のほうが平均0.44kg軽く、朝食群の総摂取量は1日約260kcal多めでした。試験間のばらつきは大きい点に注意です。
体重の2%を超える脱水では、注意力や実行機能が少し落ちます。のどが渇く前の水分補給には意味がありそうです。
研究
脱水状態と通常状態で認知課題の成績を比べた33件の研究、計413人分のデータを統合したメタ分析です。脱水の程度は体重の1〜6%でした。
結果
全体の効果は小さいものの有意で、効果量は-0.21。注意課題は-0.52と大きめでした。体重減少が2%超だと-0.28、2%以下は-0.14でした。
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英国の30年追跡では、適度な飲酒でも海馬の萎縮と関連しました。少量飲酒が脳を守るという裏づけは見つかりませんでした。
研究
英国の公務員コホート(Whitehall II)の550人を、平均43歳から約30年追跡。飲酒量を繰り返し記録し、最後にMRIで脳の構造を調べた観察研究です。
結果
週14〜21ユニットの飲酒者は、禁酒者より右の海馬が萎縮するオッズが3.4倍。週30ユニット超は5.8倍でした。軽い飲酒の保護効果は不明です。
甘い食べ物や飲み物が多い男性は、5年後に気分の不調を抱えやすい傾向がありました。ただし観察研究で因果は断定できません。
研究
英国のWhitehall II研究で、食事頻度調査と気分の質問票を繰り返し集めた約2万3千件のデータを解析。砂糖摂取と、その後の精神的不調との関連を調べました。
結果
砂糖摂取が最も多い群の男性は、5年後に一般的な精神的不調が出るオッズが23%高めでした。気分が先に食事を変える逆の因果は見られませんでした。
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