人生会議で親の希望は守られる?
人生会議(ACP)の支援を受けた側では、亡くなった人の希望が知られ守られた割合が大きく高かった。家族の強い抑うつも少なかった。
研究
どんな研究?
オーストラリアの80歳以上の入院患者309人を、人生会議の支援を受ける人と受けない人にくじで分けて比べた。
結果
数字で見ると
6か月以内に亡くなった人で希望が守られたのは86%対30%。ただし1つの病院で専門の支援者が手伝った研究で、家族だけの話し合いと同じとは限らない。
EVIDENCE / 親の老いと介護
親の老いと介護について、研究でわかったことを5本、元の論文の出典つきでまとめています。わかったことだけでなく、研究の限界や「まだわからないこと」も書いています。
人生会議(ACP)の支援を受けた側では、亡くなった人の希望が知られ守られた割合が大きく高かった。家族の強い抑うつも少なかった。
研究
オーストラリアの80歳以上の入院患者309人を、人生会議の支援を受ける人と受けない人にくじで分けて比べた。
結果
6か月以内に亡くなった人で希望が守られたのは86%対30%。ただし1つの病院で専門の支援者が手伝った研究で、家族だけの話し合いと同じとは限らない。
高齢の患者の退院計画に家族などの介護者を加えると、退院後の再入院が少なくなっていた。薬の確認や練習、書面での説明などの方法があった。
研究
平均65歳を超える患者を対象に、退院計画に家族などの介護者を加えたくじ引き試験15本(米国7本ほか)をまとめたメタ分析。
結果
90日以内の再入院が25%、180日以内が24%少なかった。ただし心不全や骨折など試験ごとに病気が異なり、どの病気にも同じ効果とは限らない。
くじ引きの試験では、全体では認知機能の低下に差がなかった。ただ、もともと認知症のリスクが高い人たちでは低下が小さくなっていた。
研究
難聴のある米国の70〜84歳977人を、補聴器と聞こえの相談を受ける群と、健康の講習を受ける群にくじで分け、3年間比べた。
結果
リスクが高い238人では低下が48%小さかった。ただしこれは全体ではなくグループ別の分析で、健康なボランティアでは差がなかった。
日本の冬の家は室温が低く、居間の平均は16.8℃だった。意外にも、寒い北海道の家が最も暖かく、暖かい地域の香川県が最も寒かった。
研究
日本全国の2,190軒の家で、2014〜2019年の冬に2週間、居間・脱衣所・寝室の温度を測り、地域や暮らし方ごとに比べた。
結果
居間16.8℃、脱衣所13.0℃、寝室12.8℃。北海道19.8℃、香川県13.1℃。ただし断熱改修予定の家が対象で、断熱の低い家にかたよっている。
実際の道路で「安全でない可能性がある」と判定された高齢ドライバーの多くが、自分の運転を「良い」と答えていた。
研究
オーストラリアの地域に住む70〜88歳の270人の運転を、実際の道路で評価し、本人の自己評価と比べた。
結果
17%(47人)が安全でない可能性ありと判定され、その66%が自分の運転を「良い〜とても良い」と答えた。ただし事故経験は本人の申告。
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