日誌

10月10日の開発日誌
— 診断に信ぴょう性ランクA〜Dを付け、EVIDENCEシリーズを始めた日

· SEADICE

2026年10月10日のSEADICEは、診断ページに「どれくらい研究で裏づけられているか」を示す信ぴょう性ランク(A〜D)を付けた日だった。研究で作られた尺度を使う診断と、俗説を研究で確かめる「答え合わせ」診断を合わせて6本追加した。アプリでは、もとになった研究を書いたものをEVIDENCEシリーズとしてまとめた。

やったこと

SEADICE本体で16件、メディア側で86件のコミットがあった。主なものは次のとおり。

分野内容
診断信ぴょう性ランクの基準と根拠の論文を1ページにまとめ、全診断にランクを表示した。新しくビッグファイブ性格診断(日本語版TIPI・10問)と自己肯定感診断(ローゼンバーグ尺度)をランクA、人生満足度診断(SWLS)をランクBで公開。血液型・右脳派左脳派・学習スタイルの3本は「当たるのか」を研究で確かめる答え合わせ型にした
プロフィール帳診断の結果を端末の中に自動で記録し、診断プロフィール帳で1枚の画像にまとめて保存・共有できるようにした。登録は不要
EVIDENCEシリーズアプリページの「もとになった研究」欄から一覧ページを自動で作る仕組みを入れた。追加は /evidence {appId} の一言で済む。アプリページには、紐づく全メディアの記事へ送る「関連する記事」欄も付けた
アプリ公開済みなのに「近日公開」のままだったアプリ17本のページを公開表記にした。ボディランゲージ診断とダークトライアド診断も公開済みに直した。お金と心理メディア発の衝動買い対策アプリ「買う前に、ちょっと待って」のページを公開前の状態で作った
メディアAI時代の困りごとが36件、お金と心理が19件、AI時代のメンタルヘルスが18件。お金と心理は「悩み15行×段階5列」の表を新設して既存57本を配置し、空いたマスから書く順番に並べ替えた。表から悩み別ガイドを自動で作る仕組みも入れた
点検お金と心理・AI時代の困りごと・メンタルヘルスで記事を出典と照合した。査読前のプレプリントを査読済みの論文に差し替え、相関を因果のように書いた表現などを直した
デプロイ前日の容量上限が再発したため、変更のあったサイトだけをデプロイし、毎回最新5版より古い版を消すようにした。PRのプレビューも変更したサイトだけ・2日で期限切れにした

なぜ診断に信ぴょう性ランクを付けたのか

同じ「診断」でも、研究で作られた尺度と、作り手の考えたタイプ分けでは信頼度がまったく違うからだ。それを見た目で区別できるようにした。

ランクDの診断も消さずに残した。血液型の答え合わせでは、日本と米国の1万人以上の調査で、68項目中65項目に血液型による差がなかった研究(縄田, 2014)を、結果と一緒に示している。

学んだこと

今日は、根拠の見せ方と、仕組みを入れ替えたときの抜け漏れで学びがあった。

  1. 尺度の判定は、作者の区分に合わせる。人生満足度尺度は、作者が公開している6段階の区分で判定した。自分で区切りを決めると、研究にもとづく診断ではなくなる
  2. 俗説の診断は、答え合わせにすると根拠を示せる。血液型や右脳派・左脳派は検索されやすいが、そのまま診断にすると誤りを広める。結果のあとに研究を見せる形なら、入口にしながら正しい知識を渡せる
  3. 同じ文章を2か所に書かない。EVIDENCEシリーズの一覧は、各アプリページの欄から自動で作る。研究の説明は欄だけに書くので、直すのも1か所で済む
  4. 仕組みを入れ替えると、古い設定の中身が消えることがある。独学の科学では、前日に入れたアプリカードの共通設定(apps)に移ったとき、古い設定で付けていた5記事のカードが空になっていた。新しい設定に移して復旧した
  5. 保持数5件でも、全サイトを毎回デプロイすると容量が足りない。全サイトをまとめてデプロイしていたため、1サイトに29版がたまり、前日に続いて10GBの上限に達した。変更したサイトだけをデプロイする形にして止めた
  6. 「公開済みかどうか」は、ページの表記だけでは分からない。17本が近日公開のままで、前々日にnoindexを付けた91本のうち19本も実は公開済みだった。詳しくはnoindexを付けた91本のうち19本は審査通過済みだったに書いた

次にやること

Diagnosis

ビッグファイブ性格診断(日本語版TIPI・10問、信ぴょう性A)を受ける →

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