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EVIDENCE / 心理学の再現性

ダニング=クルーガー効果は嘘? 論文でわかったこと

SEADICE が元の論文で確かめた結論: 効果はほぼ見えず、あっても小さそう。能力の低い人ほど自己評価が外れやすい、という形は見られず、実際の知能と自己評価の関係はほぼまっすぐだった。著者たちは、技能によってはありうるが、言われてきたよりずっと小さいかもしれないとしている。

「ダニングクルーガー効果」について、元の論文でわかったことと、まだわかっていないことをまとめました。研究の種類と出典の論文は下にあります。

観察研究

できない人ほど、自分を高く見積もる?

よく聞く説

能力の低い人ほど自分を過大評価する、というダニング=クルーガー効果。1999年の論文から広まり、成績で4つのグループに分けて自己評価と実力を並べたグラフがよく紹介されるよね。

調べた人

929人で、グラフの落とし穴を避けて確かめた

ギニャックたちは、4グループのグラフは「自分は平均より上と思いがち」な傾向と「平均への回帰」で似た形になりうると指摘。929人に知能の自己評価と知能検査を受けてもらい、別の統計の方法で確かめた。

ほんとのところ

効果はほぼ見えず、あっても小さそう

能力の低い人ほど自己評価が外れやすい、という形は見られず、実際の知能と自己評価の関係はほぼまっすぐだった。著者たちは、技能によってはありうるが、言われてきたよりずっと小さいかもしれないとしている。

まだわからないこと

調べたのは知能の自己評価だけ

見たのは知能の自己評価だけで、文法や仕事の技能など他の分野でも同じかはわからない。1回の調査のデータで、介入はしていない。別の方法で、低い点の人に見分けにくさがあるとした大きな追試もあり、議論は続いている。

出典: Gignac & Zajenkowski, "The Dunning-Kruger effect is (mostly) a statistical artefact: Valid approaches to testing the hypothesis with individual differences data" (Intelligence, 2020)

反対の結果点の低い人は、自分の答えが合っているかもわかりにくい?約4000人ずつの追試では、点の低い人は答えの正しさを見分けにくかった

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