愛着スタイル診断
(ECR-RS日本語版・9問)

信ぴょう性 A研究で確かめられた尺度を使っている

「見捨てられるのが怖い」「近づかれると距離を置きたくなる」。そんな人間関係のくせを、研究で使われている愛着スタイル尺度(ECR-RS)の日本語版9問で点数にします。答える相手を選べて、成人982人・大学生563人の平均とくらべられます。所要時間は約1分です。

誰を思い浮かべて答えますか

質問1 / 9

その人との関係での、あなたの愛着スタイル

わたしの取扱説明書

    結果は、いま選んだ相手との関係での傾向です。相手を変えて受け直すと、違う型になることもよくあります。4つの型の区切り(各質問の平均が「どちらともいえない」より上か下か)はSEADICEが決めた目安です。

    愛着スタイルとは

    身近な人との関係で、相手に頼ったり心を開いたりすることをどう感じるかの傾向です。もとは心理学者ボウルビィが親子の絆について考えた「愛着理論」で、のちに大人の恋愛や友人関係にも広げて研究されるようになりました(Hazan & Shaver, 1987)。

    今の研究では、人を型に分けるより、次の2つの強さで表すのが主流です。大人を対象にした分析でも、愛着は「型」より「連続した強さ」として表すほうが実態に合うと報告されています(Fraley ほか, 2015)。

    2つとも低いと「安定型」、不安だけ高いと「不安型(とらわれ型)」、回避だけ高いと「回避型(拒絶型)」、両方高いと「恐れ回避型」と呼ばれます。この4つの分け方は Bartholomew & Horowitz(1991)の4分類にもとづいています。

    ECR-RS とは

    大人の愛着スタイルを測る尺度として広く使われる ECR-R(36問)から、恋愛に限らずどの相手にも使える9問を選んだ短い版です(Fraley ほか, 2011)。同じ9問で、母親・父親・恋人・友人など相手ごとに測れるのが特徴です。

    日本語版は古村・村上・戸田(2016)が原著者の許可を得て翻訳し、成人982人(研究1)と大学生563人(研究2)で確かめています。まとまりの良さ(ω係数)は回避 .75〜.83、不安 .88〜.95でした。

    点数の出し方

    論文の平均(1問あたり、7点満点)は次のとおりです。成人のうち恋人・配偶者の欄は、恋人か配偶者がいる人782人の回答です。

    なお、論文の表では研究2の標準偏差が研究1とまったく同じ値で載っています。ここでは表の値をそのまま使っています。

    よくある質問

    愛着スタイルは変わりますか?

    変わります。同じ人でも相手によって結果が違うのは普通で、日本語版の研究でも、相手どうしの回避の相関は r=.22〜.39、不安は r=.37〜.57 でした。とくに回避は相手ごとの違いが大きい傾向です。新しい関係や経験で変わることもあります。

    不安型や回避型と出たら悪いのですか?

    良し悪しではありません。今のその人との関係で、どこが気になりやすいかの目安です。日本語版の研究では、不安や回避が高いほど気分の落ち込みが強く、自尊心が低い傾向(相関は小〜中くらい)が見られましたが、点数は一人の性格だけでなく、相手や状況でも変わります。

    恋人がいないときは?

    いちばん親しい友人や、家族を選んで答えてください。過去の恋人を思い浮かべて答えることもできますが、論文の平均は今の相手について答えたものです。

    「取扱説明書」や型の説明も研究の結果ですか?

    質問と点数の出し方は論文のとおりですが、4つの型の区切り、結果の説明、取扱説明書の文章はSEADICEが書いたものです。病気や心の状態を診断するものではありません。

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    出典