SEADICE / EVIDENCE / 睡眠 / 睡眠 ゴールデンタイム

EVIDENCE / 睡眠

睡眠のゴールデンタイムは本当? 論文でわかったこと

結論: 時刻ではなく、深い眠りについてくる。成長ホルモンは、深い眠り(徐波睡眠)と結びついて出ていた。寝る時間を12時間ずらすと、出るタイミングも一緒にずれた。決まった時刻に出るわけではなかった。

「睡眠 ゴールデンタイム」について、元の論文でわかったことと、まだわかっていないことをまとめました。研究の種類と出典の論文は下にあります。

実験

夜10時〜2時は「睡眠のゴールデンタイム」?

よく聞く説

この時間に寝ていないと成長ホルモンが出ない、肌や体が回復しない——そんな話を聞いたことがあるよね。時計の時刻で決まる、という考え方。

試したこと

寝る時間を12時間ずらしてみた

1969年、サッシンたちは、成長ホルモンが眠りのどの段階で出るかを調べた。さらに、寝る時間と起きている時間を12時間入れ替えて、出るタイミングがどうなるかを確かめた。

ほんとのところ

時刻ではなく、深い眠りについてくる

成長ホルモンは、深い眠り(徐波睡眠)と結びついて出ていた。寝る時間を12時間ずらすと、出るタイミングも一緒にずれた。決まった時刻に出るわけではなかった。

まだわからないこと

50年以上前の実験。回復のすべてではない

古い実験で、調べたのは成長ホルモンが出るタイミングだけ。夜勤などで生活がずれた人の体の回復が、夜に寝る人と同じかまでは、この実験からはわからない。

出典: Sassin, Parker, Mace, Gotlin et al., "Human Growth Hormone Release: Relation to Slow-Wave Sleep and Sleep-Waking Cycles" (Science, 1969)

あわせて読む年をとると、深い眠りは減る?その深い眠りは中年までに大きく減り、成長ホルモンも一緒に減っていた

睡眠のほかの研究

睡眠の研究まとめ(9本)を読む

スワイプで1本ずつ読めるアプリもあります。気になった話は、出典つきで友だちに送れます。

EVIDENCEアプリ(無料)