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スタンフォード監獄実験は本当? 再検証でわかったこと

結論: 看守役には、具体的な指示が出ていた。看守役は囚人の扱い方について細かい指示を受けていて、自分たちが実験の対象だとは知らされていなかった。データの集め方にもかたよりや抜けがあり、参加者が役に入り込みきっていたとも言いにくかった。

「スタンフォード監獄実験」について、元の論文でわかったことと、まだわかっていないことをまとめました。研究の種類と出典の論文は下にあります。

実験

ふつうの人も、看守役になると残酷になる?

よく聞く説

学生を看守役と囚人役に分けたら、看守役がどんどん残酷になった——「スタンフォード監獄実験」は、状況が人を変える例として教科書でも紹介されてきた。

調べた人

保管記録を掘り返し、参加者15人に話を聞いた

これは実験のやり直しではなく、記録の調べ直し。2019年、ル・テクシエが実験の保管記録をくわしく調べ、参加した15人にインタビューした。

わかったこと

看守役には、具体的な指示が出ていた

看守役は囚人の扱い方について細かい指示を受けていて、自分たちが実験の対象だとは知らされていなかった。データの集め方にもかたよりや抜けがあり、参加者が役に入り込みきっていたとも言いにくかった。

まだわからないこと

人はどんな条件で残酷になるのか

この実験から「状況だけで人は残酷になる」とは言いにくくなった。ただ、これは1つの実験の記録を調べ直した研究。人がどんな条件で残酷になるのかという問い自体は、まだ答えが出ていない。

出典: Le Texier, "Debunking the Stanford Prison Experiment" (American Psychologist, 2019)

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