刑務所を見せて怖がらせれば、非行は止まる?
よくある説
非行に走りかけた少年を刑務所に連れて行き、受刑者に厳しく話してもらう。「スケアード・ストレート」と呼ばれるやり方で、怖さを知れば立ち直るはず、と考えられてきた。
調べたこと
くじ引きなどで分けた9つの試験
アメリカの8つの州で1967〜1992年に行われた9つの試験をまとめた。参加したのは946人で、ほぼ男性、平均年齢は15〜17歳。何もしないグループと、その後の犯罪を比べた。
ほんとのところ
何もしないより、非行が増えた
公式の記録で比べられた7つの研究をまとめると、刑務所見学をした側の方がその後の犯罪が多かった(オッズ比1.68)。研究の質が低いものを外しても、同じ向きの結果だった。著者は非行を防ぐ方法としてすすめられないと結論している。
まだわからないこと
古いアメリカの研究だけ
新しい試験は見つからず、どれも30年以上前のアメリカの研究。なぜ逆効果になるのかは、このまとめでは確かめられていない。
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