満月の夜は出産が増える?
よく聞く説
「満月の日は産院が忙しくなる」という話、聞いたことあるよね。月の引力が体に効くから、なんて説明もされる。じゃあ、出生の記録を大量に数えるとどうなるんだろう。
調べたこと
56万件あまりの出生記録を、月の満ち欠けで分けた
アメリカ・ノースカロライナ州の1997〜2001年の出生証明書のデータから、564,039件の出産を、62回の月の周期・8つの月の形に分けて数えた。
ほんとのところ
月の形で、出産の数は変わらなかった
出産の数も、帝王切開などのお産の方法も、お産の合併症も、月の8つの形のあいだで目立った差は見られなかった。論文は「よくある言い伝えだが、根拠はない」とまとめている。
まだわからないこと
1つの州の5年分のデータ
調べたのはアメリカの1つの州の5年分で、出生証明書の記録をあとから数えた研究。ほかの国や時代で同じかは、別のデータで確かめる必要がある。「満月の夜は事件が増える」という説は、この研究では扱っていない。