SEADICE / EVIDENCE / 話し方と伝わり方 / メラビアンの法則

EVIDENCE / 話し方と伝わり方

メラビアンの法則は本当? 論文でわかったこと

結論: 気持ちが食い違ったときの、1語の実験の話。数字は、言葉と声、声と表情を別々に比べた2つの実験を組み合わせて出したもの。メラビアン本人も「気持ちや好き嫌いを伝える場面の話で、それ以外には当てはまらない」と述べている。話の中身が7%しか伝わらない、という意味ではない。

「メラビアンの法則」について、元の論文でわかったことと、まだわかっていないことをまとめました。研究の種類と出典の論文は下にあります。

レビュー

話の中身は7%しか伝わらない?

よく聞く説

「言葉は7%、声のトーンは38%、見た目は55%」という「メラビアンの法則」。研修や本でよく見るけど、本当に話の中身はほとんど伝わらないのかな。

調べたこと

元になった1967年の2つの実験を読み直した

このレビューは、元の実験の中身を整理している。「ありがとう」「たぶん」のような単語1つを、気持ちのこもった声や表情で示し、相手の好き嫌いの気持ちをどう受け取るかを調べたものだった。

ほんとのところ

気持ちが食い違ったときの、1語の実験の話

数字は、言葉と声、声と表情を別々に比べた2つの実験を組み合わせて出したもの。メラビアン本人も「気持ちや好き嫌いを伝える場面の話で、それ以外には当てはまらない」と述べている。話の中身が7%しか伝わらない、という意味ではない。

まだわからないこと

これは実験ではなく読み直し

このレビューは新しいデータを集めていない。元の実験も単語1つ・少人数・作られた場面だった。ふだんの会話で、言葉・声・表情がどのくらいずつ効くのかは、この数字からはわからない。

出典: Amsel, "An Urban Legend Called: 'The 7/38/55 Ratio Rule'" (European Polygraph, 2019)

あわせて読む顔が見えないと、気持ちは伝わらない?「見た目が55%」とは逆に、声だけの方が気持ちを読み取れた実験

あわせて読む意見が違う人の話、文字より声で聞くと違う?言葉の中身が同じでも、声で聞くと相手の印象が変わった実験

話し方と伝わり方のほかの研究

話し方と伝わり方の研究まとめ(6本)を読む

スワイプで1本ずつ読めるアプリもあります。気になった話は、出典つきで友だちに送れます。

EVIDENCEアプリ(無料)