期待をかけると、子どもは伸びる?
よく聞く説
先生が「この子は伸びる」と思うだけで成績が上がる——「ピグマリオン効果」として有名な話。もとは1960年代にアメリカの小学校で行われた実験が広まったもの。
調べた人
35年分の研究を整理し直した
2005年、ジュシムとハーバーは、先生の期待と生徒の成績についての35年分の研究を見直し、わかったことと、まだ決着していないことを整理した。
ほんとのところ
起きる。でも効果は小さかった
期待が現実になることは教室でも起きる。ただ多くは小さく、時間がたつと積み重なるより消えやすかった。偏見を向けられやすいグループの子では、強く出ることがあるらしい。
まだわからないこと
先生の見立てが「当たっていた」だけかも
期待が成績を予想できたのは、期待が成績を変えたからというより、先生の見立てが正確だったからかもしれない。知能まで変わるのか、全体で良い影響が多いのかもはっきりしない。