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EVIDENCE / 心理学の再現性

マシュマロ実験は嘘? 追試でわかったこと

結論: つながりはあった。でも、ずっと小さかった。4歳で1分長く待てた子は、15歳の学力が少し高い傾向。ただ、その関係は元の研究の半分ほど。家庭環境や幼いころの認知能力を考えに入れると、さらに3分の2ほど小さくなった。

「マシュマロ実験」について、元の論文でわかったことと、まだわかっていないことをまとめました。研究の種類と出典の論文は下にあります。

観察研究

マシュマロを待てた子は、将来うまくいく?

よく聞く説

目の前のお菓子を食べずに待てた子ほど、あとで成績がいい——有名な「マシュマロテスト」の話。1990年のショウダ、ミシェルたちの研究がもとになっている。

確かめた人

別の子どもたちのデータで、やり直した

2018年、ワッツたちが別の子どもたちのデータで確かめた。とくに母親が大学を卒業していない家庭の子を中心に、4歳で待てた時間と15歳の学力の関係を調べた。

ほんとのところ

つながりはあった。でも、ずっと小さかった

4歳で1分長く待てた子は、15歳の学力が少し高い傾向。ただ、その関係は元の研究の半分ほど。家庭環境や幼いころの認知能力を考えに入れると、さらに3分の2ほど小さくなった。

まだわからないこと

「待つ力」そのものが効いているのか

15歳の行動面とのつながりはもっと小さく、はっきりしないことが多かった。学力の差も多くは「20秒以上待てたか」で決まっていて、待つ力だけで将来が決まるとは言いにくい。

出典: Watts et al., "Revisiting the Marshmallow Test: A Conceptual Replication Investigating Links Between Early Delay of Gratification and Later Outcomes" (Psychological Science, 2018)

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