1万時間練習すれば、誰でも一流になれる?
よく聞く説
「どんな分野でも1万時間やれば一流になれる」——本や記事でよく見る話だよね。もとは、練習の量で一流とそうでない人の差が説明できる、とした研究が広まったもの。
調べた人
練習と成績の研究をまとめて分析した
2014年、マクナマラたちは、音楽・ゲーム・スポーツ・勉強・仕事の分野で、上達のための練習の量と成績の関係を調べた研究を集め、メタ分析した。
ほんとのところ
練習で説明できる差は、一部だけだった
成績の差のうち練習量で説明できたのは、ゲームで26%、音楽で21%、スポーツで18%、勉強で4%、仕事では1%未満。練習は大事だけど、言われてきたほどではなかった。
まだわからないこと
残りの差が何で決まるかは、議論が続いている
このメタ分析が見たのは練習と成績の「関係」まで。残りの差が、始めた年齢・生まれ持ったもの・教え方など何で決まるのかは、研究者のあいだで今も議論されている。