やさしい本をたくさん読む「多読」で、英語は伸びる?
よく聞く説
辞書を引かずに、やさしい英語の本をどんどん読む「多読」。「効果がない」という声もあって、続けるか迷う人もいるよね。研究をまとめるとどうなんだろう。
調べたこと
34の研究、3,942人をまとめた
多読をしたグループとしなかったグループを比べた研究と、多読の前後で比べた研究を集めた。博士論文2本を含む34本で、合わせて3,942人が対象になっている。
わかったこと
読む力は、中くらい伸びていた
多読をしなかったグループと比べると、読む力の伸びは中くらい(d=0.46)だった。多読の前後で比べると、伸びはもっと大きかった(d=0.71)。著者は、多読を語学の授業に入れるべきだとまとめている。
まだわからないこと
前後の比較は大きく見えやすい
比べる相手がいない前後の比較は、ふつうの授業の効果も混ざるので大きく出やすい。測ったのは主に読む力で、話す力までは扱っていない。2015年のまとめなので、それ以降の研究は入っていない。
出典: Nakanishi, "A Meta-Analysis of Extensive Reading Research" (TESOL Quarterly, 2015)
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