Thought Experiment
トロッコ問題 あなたはどうする?
世界7万人とくらべる
信ぴょう性 Dタイプ分けはSEADICE独自・くらべる回答は研究データ
1人を犠牲にすれば、5人が助かる。3つの場面で、あなたならどうするかを選んでください。最後に、42か国・約7万人の研究の回答とくらべます。正解はありません。
世界の人はどう答えた?
どの国でも、「レバー」→「回り込む線路」→「突き落とす」の順に、犠牲を受け入れる人が減りました。オンラインの研究サイトに42か国から集まった約7万人の回答です。
| 場面 | 犠牲にする(国ごとの平均) |
|---|---|
| レバーを切り替える | 81% |
| 回り込む線路で1人の体が止める | 72% |
| 橋から1人を突き落とす | 51% |
- 日本や中国の参加者は、アメリカの参加者より犠牲を受け入れにくい傾向がありました。
- 参加者は自分から研究サイトに来た人で、75%が男性、75%が32歳未満と、国全体の人口とはかたよりがあります。
よくある質問
トロッコ問題に正解はある?
ありません。トロッコ問題は正解を当てるクイズではなく、同じ「1人の犠牲で5人を救う」でも、場面によって私たちの判断がなぜ変わるのかを考えるための思考実験です。
「功利主義寄り」「義務論寄り」とは?
結果(助かる人数)を重く見る考え方が功利主義、「人を手段にしてはいけない」などのルールを重く見る考え方が義務論です。このページのタイプ名は、3つの答え方をもとにSEADICEが付けた目安です。くわしくは 功利主義とは?(哲学) と カントの義務論とは?(哲学) へ。
出典
- Awad, E., Dsouza, S., Shariff, A., Rahwan, I., & Bonnefon, J.-F. (2020). Universals and variations in moral decisions made in 42 countries by 70,000 participants. Proceedings of the National Academy of Sciences, 117(5), 2332–2337. 論文