Diagnosis
損失回避度チェック
損をどれくらい重く感じる?
信ぴょう性 B研究で使われる方法・SEADICEの簡易版
コインを投げて、裏なら払う、表ならもらえる。そんな賭けに、いくらもらえるなら参加するかを3回答えてください。損を得の何倍に感じているか(損失回避の強さ)の目安がわかります。正解はありません。
あなたの損失回避の強さ
0〜5倍。縦線は150の論文の平均(約2倍)です。
わたしの取扱説明書
損失回避のしくみは 1万円を失う痛みはなぜ大きい?(お金と心理) と 損失回避とは?(ゼロから学ぶ行動経済学) でくわしく読めます。
研究でわかっていること
人は損を、同じ額の得のおよそ2倍の重さで感じる傾向があります。ただし反論もあります。
| 150の論文のまとめ(Brownら, 2024) | 607の推定値をまとめると、損を得に比べてどれくらい重く感じるかの係数は平均1.955(およそ2倍) |
| 反論のレビュー(Gal & Rucker, 2018) | 今ある証拠からは、損が全体として得より強く影響するとは言えず、状況によって変わると主張 |
このチェックのしくみ
- 「50%で払う・50%でもらう」賭けに参加できる最低額が、払う額の何倍かを見ています。損と得を同じ重さで感じる人なら、払う額と同じ額(1倍)で参加できる計算です。
- 3問の倍率のまん中の値を、あなたの目安にしています。
- 研究で使われる考え方を、SEADICEが3問に簡単にしたもので、おおまかな目安です。実際の研究では、もっと多くの賭けや細かい計算を使います。
よくある質問
損失回避が強いと何が起きる?
損をしている株を元に戻るまで売れない、使っていないサブスクを解約できない、少しの損を避けるために大きなチャンスを逃す、といったことが起きやすくなります。一方で、無駄遣いやリスクの高い話から身を守る面もあります。
金額が大きくなると答えが変わるのはなぜ?
払う額が大きいほど、負けたときの生活への影響も大きくなるからです。金額が大きい賭けほど、もっと多くもらえないと参加したくないと感じる人もいます。そのため、3問のまん中の値を目安にしています。
出典
- Brown, A. L., Imai, T., Vieider, F. M., & Camerer, C. F. (2024). Meta-analysis of empirical estimates of loss aversion. Journal of Economic Literature, 62(2), 485–516. 論文
- Gal, D., & Rucker, D. D. (2018). The loss of loss aversion: Will it loom larger than its gain? Journal of Consumer Psychology, 28(3), 497–516. 論文