Psychology / Attention

幸運は、見逃している自分に気づくことから始まる

「運がいい人」は特別な力を持っているわけではありません。目の前のチャンスに気づける目を持っているだけです。見逃す自分から、気づいて掴める自分へ。

3%
目の高さの紙幣に気づいた人の割合
(米ワシントン大学 実験, 396人中)
1億円
1980年 銀座で拾得された現金

見えているのに、見えていない

アイラ・ハイマン教授(ワシントン大学)は、歩道の街路樹の枝に紙幣3枚を目の高さに挟むという実験を行いました。結果、通り過ぎた396人のうち気づいたのはわずか3%。ほとんどの人はスマホや考え事に気を取られ、すぐそばにあった幸運を見逃していました。

1980年、東京・銀座では現金1億円が路上で拾得される事件がありました。誰の目にも留まる場所に、確かにチャンスは存在します。問題は「運があるかどうか」ではなく「気づけるかどうか」です。

「運のいい人」には共通する4つの法則がある

心理学者リチャード・ワイズマン博士は10年にわたる研究で、運がいいと感じている人には共通する行動パターンがあることを突き止めました。(1)チャンスを最大限に広げる(新しい経験や人との出会いを歓迎する)、(2)虫の知らせ(直感)を聞き逃さない、(3)「自分は運がいい」と期待する、(4)不運を幸運に変える(悪い出来事を長期的にはプラスと捉え直す)。この4つはどれも視野の広さ・注意の向け方に関わる、後天的に鍛えられるスキルです。

視野の広さ・注意の向け方は心理学的にトレーニング可能なスキルです。日々の小さな行動クエストを積み重ねることで、周囲の変化やチャンスに自然と目が向くようになります。

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