野菜が育たない原因は土壌pH?測り方と改善方法
野菜が育たない原因の多くは土壌pHの乱れです。ほとんどの野菜はpH6.0〜6.5(弱酸性)を好みますが、日本の土壌は雨で酸性に偏りやすく、苦土石灰で中和する必要があります。
土壌pHとは?野菜への影響
pHは0〜14の数値で表され、7が中性、7未満が酸性、7以上がアルカリ性です。ほとんどの野菜はpH6.0〜6.5(弱酸性)の環境を好みます。
pHが低すぎる(強酸性)場合の問題
- アルミニウムや鉄が溶け出して根を傷める
- リン酸・カルシウム・マグネシウムの吸収が阻害される
- 有益な土壌微生物が減少する
- 症状:生育不良、葉の黄変、根が黒くなる
pHが高すぎる(アルカリ性)場合の問題
- 鉄・マンガン・ホウ素などの微量要素が不溶化して吸収できなくなる
- 症状:新しい葉の黄化(クロロシス)
野菜別の適正pH一覧
- pH5.5〜6.0:ジャガイモ・スイカ・ブルーベリー
- pH6.0〜6.5:トマト・キュウリ・ナス・ピーマン・ニンジン・ダイコン(多くの野菜が当てはまる)
- pH6.5〜7.0:キャベツ・ほうれんそう・玉ねぎ・レタス
特にほうれんそうは酸性に非常に弱く、pH6.0を下回ると生育障害が顕著に現れます。
土壌pHの測り方
最も正確なのはホームセンターで2000〜5000円で買える電子式pH計です。試薬タイプは数百円で安価ですが精度がやや劣ります。
方法1:pH測定器(電子式)
ホームセンターや通販で2000〜5000円程度で購入できる電子式pH計が最も正確です。土に直接差し込むだけで素早く測定できます。
方法2:pH測定液(試薬)
土と水を混ぜた液体に試薬を滴下し、色の変化でpHを判定します。安価(数百円)ですが、やや不正確なことがあります。
pH改善の方法
酸性土壌は苦土石灰100〜150g/m²で中和し、2週間後に定植します。日本の土壌は酸性になりやすいため、pH上げの対処がほとんどのケースで必要です。
酸性を中和する(pH上げ)
苦土石灰または消石灰を施用します。目安として、pH1.0上げるには1平方メートルあたり苦土石灰100〜150gが必要です。施用後2週間は定植を控えます。
アルカリ性を酸性寄りに改善(pH下げ)
ピートモスや硫黄を施用します。ただしアルカリ性になりすぎているケースは稀で、日本の土は酸性に偏りがちです。
pHの測定結果と施石灰の記録は土壌診断ノートアプリで管理することをおすすめします。
土壌pH・施肥・土壌改良の記録をノートアプリで管理して、毎年の土作りを改善しましょう。
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