広告ゼロ方針から2か月、
アプリ生成コマンドにはAdMobの手順が残っていた
SEADICEは2026年7月30日に「アプリに広告を一切入れない」方針に変えた。しかし新規アプリを作るときにAIが読むコマンドファイルgacha.mdには、AdMobの実装手順が10月3日まで残っていた。8月には実際に2本のアプリへ広告が入り、注意書きを足す対応では止めきれなかったため、最終的に手順そのものを削除した。
gacha.mdに残っていた広告の手順
残っていたのは説明文ではなく、そのままコピーできる具体的な手順だった。
pubspec.yamlへのgoogle_mobile_ads: ^9.0.0の追加- AdMobのテスト用App ID・インタースティシャル・リワード広告のユニットID
Info.plistへのGADApplicationIdentifierの追加- AI診断の上限(1日5回)に達したら「広告を見る」で3回追加するリワード広告の導線
- App Store説明文の「広告について」の節と、プライバシーポリシーの「AdMob サードパーティ」の記載
方針を書いたCLAUDE.mdは7月30日に更新していたが、毎回の作業で実際に手順として読まれるのはgacha.mdの方だった。
注意書きでは止まらなかった
8月8日、新規アプリyofukashi-questとself-compassionの2本に、インタースティシャル広告と「広告を見る」ボタンが実装されていた。
このときgacha.mdの冒頭に「このファイル内のAdMob関連の記述はすべて無視する」という警告を足した。手順の本体は消さなかった。その結果、ファイルの中には「実装する手順」と「無視せよという警告」が同時に存在する状態が約2か月続いた。
| 日付 | 出来事 |
|---|---|
| 7月30日 | AdMobアカウント停止を受け、CLAUDE.mdに「広告は一切実装しない」を追加 |
| 8月8日 | gacha.mdの手順どおりに2本のアプリへ広告が入る。冒頭に警告文を追加 |
| 10月3日 | CLAUDE.mdの見直しに続けてgacha.mdを点検し、AdMob手順を削除 |
10月3日に直した内容
広告関連の手順を削除し、残った記述をCLAUDE.mdの現行ルールに揃えた。変更は2回のコミットで、合計44行を削除して17行を追加した。
- AdMobの依存・ユニットID・
Info.plistの設定・初期化コードの手順を削除 - AI利用回数の上限を「1日5回+広告で3回追加」から、CLAUDE.mdと同じ「1日3回、判定に失敗したら止める(フェイルクローズ)」に変更
- App Store説明文の「広告について」を「料金・利用回数について(広告なし・無料)」に差し替え
- 冒頭の長い警告文を「旧AdMob手順は削除済み」という1行に短縮
同じ点検で、firebase.jsonにrewriteを追加する手順と、トップページにリンクを足す手順も見つかった。どちらも前日のCLAUDE.md見直しで不要・禁止と整理した内容だったので、代わりにsitemap.xmlへ追加する手順に置き換えた。
方針を変えたら、方針を書いたファイルだけでなく、その方針で作業する手順書側を検索する。注意書きで上書きするのは一時的な対応にとどめ、古い手順は消す。
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